専門薬剤師

認定条件

cf145薬剤師の仕事の中でも、高度な技術を必要とする仕事があります。それが「専門薬剤師」です。
一般的に見れば薬の調剤などを行う薬剤師の仕事自体が専門職に見えますが、そこから更に各領域の専門的な薬剤師が存在します。

専門薬剤師とは、医療の専門領域に関する高度な知識と技能を有する薬剤師のことです。各領域の学会・教会から認定を受けており、専門薬剤師の資格も設けられています。
専門薬剤師になるには、所定の研修を受けて認定薬剤師の試験の合格、学会で論文の発表、指導症例数などが資格認定条件に当てはまります。

医師に関しては以前から、がんや高齢者医療といった特定の専門分野の専門医に認定される制度がありましたが、薬剤師にはそういった制度は設けられていませんでした。ですが、2005年以降は薬剤師にも各領域の専門薬剤師の配置が認定されるようになり、この背景には、薬剤の誤投与などの相次ぐ医療事故による医療の質向上が目的があるようです。

3つの分野

専門薬剤師は、現在3つの専門分野に分かれています。

  • 感染制御専門薬剤師
  • がん専門薬剤師
  • 精神科専門薬剤師

感染制御専門薬剤師は、主に感染症について研究していく薬剤師です。2005年に、がん専門薬剤師とともに認定資格制度を設けられました。
感染症の治療・予防などその分野の専門家とともにチーム編成で研究を進めています。

昔に比べて感染例は少なくなってきているようにも感じますが、実際のところ病気で抵抗力が弱まり感染症を発症させるケースが高く、現在でも非常に多くの方が感染症によって亡くなっているようです。
薬学の中でも、最も専門的な知識を有するのが消毒薬と抗生物質とのことです。医学の発展により今では薬剤の種類も膨大で、それぞれの特徴を生かして的確に使用し感染症治療の向上のためには有益な存在です。

がん専門薬剤師は、相次いだ抗がん剤の誤投与が問題となり専門薬剤師が配置されるようになったそうです。現在のがんの治療に使われる化学療法は300種類を超えており、それについて専門的な知識を持つ薬剤師はなくてはならない存在とされています。

新しい薬の情報提供だけでなく、既存の治療薬の改善やがん患者ごとの薬剤が適正であるか、副作用についても確認していく重要な仕事です。
また、がんは日本人の3人に1人の割合で発症しており、死亡率が最も高いとされている病気です。がん大国とも言われるに日本においては、がん専門薬剤師の育成はこれから更に高まると考えられているようです。

精神科専門薬剤師は、最も新しい専門薬剤師になるとのことです。
チーム編成になり患者に対して適切な処置を行うためのサポートをします。精神科の場合は特に、医師、看護師、家族も一丸となって取り組むことが重要になります。

患者に投与する精神薬の効果や副作用の確認・管理、治療に効果的な薬剤の情報提供をしてます。
さらに、現時点では正式認定はされていませんが、高齢化が進む日本において「高齢者医療専門薬剤師」も認定制度の必要性があるとされてきているようです。

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