薬剤師の適性

細かい計算

薬剤師には、ミスがあってはいけないということで“几帳面な性格”の人に向いている仕事でもあります。
その几帳面さが必要とされるのが、調剤の時です。
薬を調合する時に、粉ならmg単位、液体ならml単位まできちっと計ってやらなくてはなりません。

また、1日に○○gの薬を3回に分けて処方するとなった場合は計算もする必要があるので根気がいる作業になると思います。実際に薬剤師の仕事では掛け算を多く使うと言われています。
言うのは簡単ですが、実際にこれをやるとなったらそう簡単にはいかないでしょう。
細かい調剤の作業をしながら処方箋も次から次へと舞い込んでくるので、間違いのないように捌いていくことが必要です。

薬学部は理系ですから、計算が苦手だと言う人は少ないでしょうが、それを毎日やり続けるとなったら苦痛になってくることもありますし、集中力が欠落してくるかもしれません。
つまり、かなりの集中力が必要とされる上に、正確でミスがないのが求められる職業だということですね。

さらに、薬を管理していくこともしなくてはいけないので、薬ごとの有効期限などから常備している何百種類の薬を把握しておく必要があります。
薬の飲み合わせ、処方する患者さんの健康面もチェックしていく細かい作業になります。

また、薬剤師は上記のように技術職でもあり、接客職でもあります。
服薬指導など薬の使用方法を説明するという役割がありますから、分かりやすく丁寧に説明しなくてはいけません。

ただ、患者さんの中にはいろんな人がいますから、中にはちょっと変わった人もいるでしょう。
突然怒り出したり、怒鳴られたり・・・接客業の大変さはここにあります。
性別や年齢だってばらばらだし、その人にあった接し方をしなくてはなりません。

コミュニケーション能力

特に現在は高齢者が増えて、そういった方は耳も遠ければ理解力も落ちています。
簡単な説明でも、高齢者の方にそれを伝えるには高いコミュニケーションスキルが必要とされます。
技術はやっていくうちに身に付くにしても、サービス業の側面もあると社交性といった部分も必要になってくるので、向き不向きは出てくるかもしれませんね。

また外国人観光客や日本に住む人なども近年増えています。
そのため観光地に近い薬局・ドラックストアには外国人が訪れることもあるでしょう。
急な発熱や腹痛など、慌ててしまう相手に対してこちらが英語を話せれば、話を聞いてしっかりと処方ができます。

そのため必ず英語が必要というわけではありませんが、日常会話ができる程度に英語を勉強しておくといいでしょう。
仕事で忙しい人でも英会話をオンラインで学べば、場所や時間に縛られることなく好きなタイミングで英語が学べますので、ぜひ利用してみてください。

そして、薬は調剤や使用法を謝れば効果を発揮しないどころか危険な部分もあるということで、患者さんの健康を預かっているという責任感の強さも重要になってきます。
常に患者さんの命を預かっているという自覚を持って業務に当たらなくてはいけません。

これはタフな精神面と言う部分にも影響するんじゃないでしょうか。
やりがいを見出せば、なんの仕事だって続けることが出来ます。嫌なことばかりではないし、良い部分にも目を向けながら自分で薬剤師としての資質に適合していけばいいと思います。

そういった意味でも、慣れでカバーできるところはあるでしょう。
ですが、決して適当に済ませてはいけないことなので、知識はあっても大雑把な人には結局薬剤師には向かないと言うことになります。