漢方薬・生薬認定薬剤師

漢方薬・生薬認定薬剤師になるには?

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漢方薬・生薬認定薬剤師は、漢方薬と生薬に関する専門的な知識があり、一定水準以上の能力と適正がある薬剤師であることを認める制度で、日本薬剤師研修センターが2001年度よりスタートさせました。

漢方薬・生薬認定薬剤師になるには、まず日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が実施する漢方薬・生薬研修会を受講し、試験に合格する必要があります。
漢方薬・生薬研修会では9回の講義と、薬用植物園での1回の実習が行われ、漢方薬、生薬および生薬の品質管理、薬用植物などについての知識を学びます。
これらの研修を通じて、漢方薬や生薬に関する深い知識を見につけ、患者さんやお客さんからの相談に正しく応じられる能力、食薬の区分や、植物が人体におよぼす影響などの理解を深めるのが目的です。

すべての研修を修了した後に試験を受け、試験合格者が申請を行うと日本薬剤師研修センター理事長と日本生薬学会長によって漢方薬・生薬認定薬剤師として認定され、漢方薬・生薬認定薬剤師の認定者名簿に登録されます。

認定を受けたことで、自信をもって患者さんや医師に漢方薬と生薬に関する情報の提供や、アドバイスが行えます。
また、漢方薬・生薬認定薬剤師であることを示すことで、患者さんや医療スタッフに専門性をアピールできるため、より高い信頼性が得られます。

2015年時点で認定者名簿に登録されている漢方薬・生薬認定薬剤師の数は2,793名。
このうち新規認定者は1,248名で、更新認定者は1,545名となっています。

更新は3年ごと

漢方薬・生薬認定薬剤師の認定証は、3年ごとに更新する必要があります。
認定証を更新するためには、この3年間に漢方薬・生薬に関する研修などを受講し、30単位を習得しなければいけません。
取得した単位は、漢方薬・生薬研修手帳に受講シールを貼って管理します。

幅広い薬草の知識を持つ専門家

漢方や生薬は東洋医学で使われてきたため、日本人の私たちにはなじみの深い薬です。
しかしその一方で、西洋医学の対症療法とは異なるため、漢方を利用する人にとってはその効果がわかりにくいという問題点が指摘されています。

そこで、漢方や生薬に詳しい認定薬剤師がそれぞれの症状に合わせた薬をアドバイスすることで、どの漢方薬を服用すればいいのかがわかると同時に、安心して利用できるようになります。
体質改善などのように、じっくりと治療を行うのに適している漢方薬は長年にわたって服用されることが多いので、しっかりとしたアドバイザーが求められています。

漢方薬・生薬認定薬剤師は東洋の漢方だけでなく、西洋のハーブについても学びますから、薬草に関して幅広い知識を持つ専門家として、漢方を処方する調剤薬局をはじめ、病院薬剤師、ドラッグストアなど幅広い職場で活躍できます。